自閉症スペクトラム症で投薬処方がなくても受給になったケース

相談者(性別・年齢)

20代 女性

傷病名

自閉症スペクトラム症

決定した年金種類と等級

障害厚生年金2級   金額約125万円

受給事例

自閉症スペクトラム症で投薬処方がなくても受給になったケース

ご相談にいらした状況

請求者ご本人のご主人から問い合わせがあり、面談を行いました。ご本人は対人恐怖感が非常に強く、人と話すことに怯えてしまい社会的手続きが適切に行えず今まで過ごしてしまったとのことでした。ご主人も働いており手続きを進めることが困難であるとのことで受任しました。

相談から請求までのサポート

受任後ご本人とお会いさせていただきました。基本的に面談スペースはオープンにしておりますが、ご本人が極度に緊張されておりましたので面談室を閉めてゆっくりとお話を伺いました。相手の顔色や返答に対しとても敏感で、聞き取れなかったところを聞き返すとご本人をパニックにさせてしまうためメモ用紙を使い筆談も併せて行いました。
日常生活の生きづらさをゆっくり聞かせていただき、医師への日常生活状況聞き取り票と病歴就労状況等申立書を作成し、ご主人・ご本人と相談しながら完成させ申請手続きを行いました。お手続き中にご懐妊され、投薬処方がない理由を医師に診断書に反映してもらいました。

結果

無事に2級が認められました。証書が届くころ、ちょうどご出産されたとのことでした。ご自身の障害と向き合いながら育児を行っていく事は、出産の喜びの反面とても大変なことだと思います。
子育てについては病院と連携しながら一人で抱え込まないようにお伝えしましたが、コミュニケーションをとることがなかなか上手く行かないのではないかと心配です。思ったことや困ったことをメモに書き、相談機関にどんどん頼っていただきたいと思います。

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