障害年金制度をご両親が初めて知り、子供さんのお手続きを行ったケース

相談者（性別・年齢）

40代　男性

傷病名

統合失調症

決定した年金種類と等級

障害基礎年金2級　78万円

受給事例

障害年金制度をご両親が初めて知り、子供さんのお手続きを行ったケース

ご相談にいらした状況

弊所にお電話をいただいたのは、80代の男性からでした。「ポスティング広告を見て、自分の息子も受給の可能性があるのではないかと思い電話をしました。」とのことでした。面談をさせて頂き、年金制度のご説明を差し上げました。息子さんは学生時代に統合失調症を発病後、ずっと社会に出られず今まで両親が看てこられたとのことでしたが、親なきあとに経済支援も生活支援もなくなってしまうことを心配されていらっしゃいました。

相談から請求までのサポート

ご本人ともお会いさせて頂き、年金制度のご説明をさせて頂きました。ご両親に経済負担をかけていることに申し訳ない気持ちがあり、障害年金制度を知って申請を行ってみたいとのご意向を受けお手続きサポートをさせて頂きました。初期症状から20年以上経過していることもあり、ご両親とご本人両方から病状の経過をヒアリングさせて頂きました。精神状態が悪化している時期は病状として攻撃的になってしまい周囲の人たちを傷つけてしまいます。ご家族もご本人も、なるべく思い出したくない内容だと思いますがお話し可能な範囲でお伺いしました。主治医の先生の協力もあり、認定日の診断書も作成いただけることになり認定日から遡って請求手続きを行いました。

結果

年金の証書が届いたとお父様から連絡を受け、内容を確認させて頂きました。認定日から遡って請求が認められ、等級は2級と決定されました。障害年金のお手続きを行ったことをひとつのきっかけとして、今後は就労支援施設を探し少しずつ社会参加する活動を行っていかれるとのことでした。また、親なき後の生活相談についても専門機関をご紹介いたしました。