病院の相談員さんに受給は難しいと言われたが、認定日にさかのぼり受給できたケース

相談者(性別・年齢)

男性 40代

傷病名 

統合失調症

決定した年金種類と等級

障害基礎年金 2級

受給事例

病院の相談員さんに受給は難しいと言われたが、認定日にさかのぼり受給できたケース

ご相談にいらした状況

まずご連絡をいただいたのは、請求する方のお姉さまより相談がありました。お姉さまは結婚し実家を出ていますが、80代のお母さまと実家で2人暮らしをしている弟さんの今後について心配していました。

弟さんは統合失調症で長年通院しており、一般就労は難しく、お母さまが亡くなった後の生活について今から少しずつ準備をしていきたいとのことでした。病院の相談員さんにもお姉さまから障害年金の相談を行いましたが、「受給は難しいかもしれない。」と言われてしまい、本当に手続きをするだけ無駄になってしまうのかご相談されました。

相談から請求までのサポート

お姉さまに年金制度のご説明をしたあと、病歴についてヒアリングを行いました。初診から現在までずっと同じ病院に通院されていることを確認し、その後弟さんとお母さまにも年金制度の説明を差し上げご本人の状態について対面で確認しました。障害年金の申請を行う事に弟さんからも賛成してもらい、手続き開始となりました。主治医の先生に直接①認定日時点の受診歴があるかどうか②主治医の見解(障害状態が2級相当と思われるかどうか)を相談・確認いただくようお願いをしました。主治医の先生からは認定日時点の診断書も作成できると協力的な回答を頂き、認定日請求を行うことにしました。弊所より、障害認定日期間内の日付を指定し診断書作成のご依頼を病院にいたしました。診断書の書類を病院に持参したお姉さまより電話があり、相談員さんから質問があったようでしたので電話を替わってもらい代わりに対応をいたしました。弟さんは大人しい方なので、障害年金の手続きを通して通院しづらくなってしまわないようお姉さまと協力しながら手続きを進めました。

結果

認定日にさかのぼり、無事に障害年金を受給することができました。障害年金の制度は複雑なため、時として認識の違いが起こります。患者さん本人だけではなく、地域に制度が浸透するよう今後も働きかけを行っていきたいと感じました。今回受給が叶ったのは、お姉さまの強い意志とご協力があってこそです。この場でお礼を申し上げます。

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